日本の夏休みに向けて、オーストラリアへの短期親子留学を検討される方が増えてきました。そこで気になるのはコロナの状況によるオーストラリア入国規制のこと。
ワクチン接種は必要?隔離は必要?
そして、意外と忘れがちなのが日本に帰国した時のこと。
今日は簡単に日本とオーストラリアの入国制限についてまとめてみます。
ただし、あくまで2022年3月31日時点の情報です。状況は日々変化しています。
常に最新の情報をチェックし、チャンスを逃さないようにしましょう。
また、オーストラリアはオーストラリア政府による制限をベースに州ごとに独自の規制を敷いています。今回はゴールドコーストのあるQLD州(クイーンズランド州)の情報を掲載しています。
目次
オーストラリアの入国規制
ワクチン接種2回が隔離期間なしで入国できる条件になっています。
必要書類等は以下の通りです。
① 陰性証明書
出発3日以内に受けたPCR検査の陰性証明書が必要です。
※抗原検査の場合はフライト出発時刻の24時間以内に検査。
※2022年4月5日追記修正
2022年4月18日以降は事前のPCRまたはRAT検査による陰性証明が不要になるようです。
② DPD デジタル渡航者申告
DPDとはDigital Passenger Declarationの略。
健康状態の報告など、オーストラリアへ出発する72時間以内に提出する必要があります。
申告はオーストラリア内務省のWEBサイトから。
https://www.homeaffairs.gov.au/covid19/digital-passenger-declaration
申告書は、以下の手順で入力・提出できます。
- アカウント作成
- 入力済みの申告書を送信
- 空港で搭乗前に行うチェックイン時にサマリー画面(プリントアウトした用紙または電子版)と関連する証明書類を提示
③ ワクチン接種証明書
公認の保健当局から発行された有効な新型コロナワクチン接種証明書が必要です。
※2回目の接種後7日以上経過している必要有り。
12歳以下のお子さまに関してはワクチン未接種の場合でも、入国後の隔離は免除されています。
以下のサイトをご参照ください。
ワクチン接種済の場合の入国ステップ
https://www.homeaffairs.gov.au/covid19/vaccinated-travellers/temporary-visa-holders/entering-transiting-australia
最新の情報はこちらから
オーストラリア政府HP
https://www.homeaffairs.gov.au/covid19
日本に帰国する際の入国規制
日本はワクチン接種3回が隔離なしの条件になっています。
入国時に提出する書類(WEB提出可)も多く、オーストラリア入国よりもハードルが高い気がしますね。
必要な準備については以下の通り
① 72時間以内の陰性証明
オーストラリア出発の72時間以内に検査を行い、有効な陰性証明を手に入れる必要があります。以下、日本への渡航前のCOVID-19に係るPCR検査・陰性証明書の発行が可能な民間医療機関(2022年3月3日時点)です。
https://www.au.emb-japan.go.jp/files/100134350.pdf
出発72時間前とは、検体を採取する時間が起点となり、出発時間とは搭乗予定の航空機の豪州出発予定時刻を指すとのことです。
② 誓約書
待機期間中における公共交通機関の不使用、自宅等での待機、位置情報の保存・提示、接触確認アプリの導入等について誓約する書類です。「誓約書」が提出できない場合、検疫所が確保する宿泊施設等で待機が必要になります。
誓約書について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00249.html
③ スマートフォンへのMySOSアプリのインストール
誓約書の誓約事項を実施するため、位置情報を提示するために必要なアプリ等を利用できるスマートフォンの所持が必要です。スマホを持っていない方はレンタルする必要があります。
④ 質問票
待機期間中の健康状態フォローアップのため、検疫時にメールアドレス、電話番号等の連絡先を確認されます。
⑤ ワクチン接種証明書
3回のワクチン接種証明でオーストラリアから日本への入国時、7日間の自宅待機が免除されます。
年齢要件により追加接種(3回目接種)を受けられない(接種証明書を所持しない)お子さまについては、原則として有効な接種証明書を所持する保護者が同伴し、子供の行動管理を行う場合には、有効な接種証明書を所持する者として扱う、とあります。
①〜⑤の提出を事前にWEB上で行い、日本入国時の手続きを簡略化できる「ファストトラック」という仕組みがあります。ファストトラックは成田国際空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港より入国する方がご利用可能です。
これらの準備について、詳細は以下のHPをご参照ください。
厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00342.html
在オーストラリア日本国大使館HP
https://www.au.emb-japan.go.jp/itpr_ja/pcrtestingjapanese.html
最後に
上記の規制は2022年3月31日の状況であり、3ヶ月後、半年後のことは誰にもわかりません。
この2年くらい、「いつかコロナが落ち着いたら」と100回以上言ってますよね・・・私も。
絶対に親子留学したい、と思うなら、現在の規制に合わせて準備をしていくしかないのかなと思います。一方で、ワクチン接種するしないはその人のポリシーによりますし、コロナの状況に不安が残るのであれば気長に待つしかありません。
子供を連れていくとなったら色々考えるのは当たり前です。
Uncontrollableなことに思いを巡らせ悶々とするより、自分の思考や行動を変える方がeasyだと思います。自分の中の優先順位や価値観を明確にさせ、まず「決める」ということから始まるのかな、と。決めてしまえば次にやることはどんどん決まっていくと思うのです。
「今は行かない」というのも立派な決断です。
何を選んでも後悔のない結果になるよう、情報収集と自分の軸の明確化を常に行っておくのをおすすめします。
オーストラリアも日本も、コロナの状況に応じて入国規制が頻繁に更新されています。
渡航前は最新の情報をご自身でご確認くださいね🙂