クイーンズランド州の教育制度

オーストラリアは州ごとに教育行政部門があり教育制度を管轄しています。
今回は私たち親子が滞在していたクイーンズランド州のお話を。

クイーンズランド州における大学入学までの学校制度は、キンダーガーテン/キンディ(幼稚園)、プレップ(準備教育)、プライマリースクール(小学校)、セカンダリースクール/ハイスクール(中学高校)に分かれています。

義務教育は準備教育のプレップからYear10までの11年間。

ここで面白いのは、義務教育が始まるプレップは通常その年の6月30日時点で5歳になっている子どもが入学対象なのですが、「子どもの成長に応じて」入学を1年後ろにずらしたり、逆に早めたりすることができるということです。日本でいうと、早生まれのお子さんが1年入学を見送ったり、逆に4月2日生まれのお子さんが1学年上の子と一緒に入学したり、という感じでしょうか。日本は4月1日が基準日なので。

もちろん、入学を早める場合は授業を理解しついていけるか、などいくつか要件を満たしている必要があります。

年齢でズバッと区切って義務教育をスタートさせるのではなく、その子の成長に応じて教育を受けさせる仕組みがあるのはいいなと思いました。
どうしても日本だと同じ学齢の子どもと比べて焦る親御さんも多いのではないでしょうか。(私もね、内省)
年齢ではなく、今その時その子ができること、をみてあげるオージーマインドは見習いたいなと感じます。1年入学を遅らせたとて、長い人生の中で、その時間は「遅れ」でもなんでもないのです。

実際、当時息子は4歳でKindyに通っていましたが、同じクラスには同じく4歳の子どももいれば、まもなく6歳という子もいました。

ちなみにKindyも州政府が管轄しています。多くのチャイルドケアは保育としての機能と政府から認定を受けKindyとしての機能を持っています。息子の通う園ではアルファベットの練習や簡単な算数のようなアクティビティを楽しく提供してくれていました。

お子さんが日本の学齢で年長さんでも、短期で親子留学に行くならチャイルドケア(Kindy)に入るのがオススメです。Prepはフルタイムでお勉強の要素が強いので、すでに英語ができるお子さんならいいのですが、まだ英語に馴染みがないお子さんだと辛いかもしれません。
上記したように、Kindyには日本の年長さんの年の子もいます。

個を大事にしてくれるオーストラリア。
息子も半年で積極性や自己肯定感を大いに育んでもらいました!

以上、親子留学を検討している方の参考になれば幸いです。

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